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オルテンシア【紫陽花】~檻の中の花嫁~
第10章 ♯07 SceneⅦ(Christmas Calender)
温泉宿で美月を抱いた時、美月は男を受け容れるのは初めてであった。確かに美月の身体はふくよかで、晃司の眼から見ても限りなく淫乱であったが、また同時にそういった男の愛撫に物慣れない稚さが十分にあった。
成熟しきった身体と相反するその清らかさが晃司の情欲を余計に煽り、彼を烈しい営みへと誘ったのだ。その清らかさは、何度美月を抱き膚を合わせても、けして美月から失われることはない。幾ら汚しても、損なわれない純粋無垢な彼女の本質こそが晃司の美月への執着を並外れたものにしていったのだ。
成熟しきった身体と相反するその清らかさが晃司の情欲を余計に煽り、彼を烈しい営みへと誘ったのだ。その清らかさは、何度美月を抱き膚を合わせても、けして美月から失われることはない。幾ら汚しても、損なわれない純粋無垢な彼女の本質こそが晃司の美月への執着を並外れたものにしていったのだ。