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オルテンシア【紫陽花】~檻の中の花嫁~
第10章 ♯07 SceneⅦ(Christmas Calender)
その日も明け方近くまで、そのやわらかで魅惑的な身体を思う存分堪能していたにも拘わらず、またしても、褥に押し倒したいと烈しい情動を感じて下肢が熱くなってしまったほどだ。
無防備な姿で彼の手から林檎を食べる美月は、無邪気な少女のように可愛らしかった。
あの一瞬、晃司は確かに女の心の片鱗に触れ得たと、その頑なな心を掴みかけたと手応えを感じたのに、女はあの後すぐに自ら生命を絶とうとした。
無防備な姿で彼の手から林檎を食べる美月は、無邪気な少女のように可愛らしかった。
あの一瞬、晃司は確かに女の心の片鱗に触れ得たと、その頑なな心を掴みかけたと手応えを感じたのに、女はあの後すぐに自ら生命を絶とうとした。