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いつもの場所で
第5章 旅

紗江は寝る準備を整えると、矢作が横になるベッドに入った。


そして矢作の腕枕の上で目を瞑った。


「拓哉さん、寝た?」

「ん?」

「今日は嬉しかった。おやすみ」

「おやすみ?まだ寝ささないけど」


そう言うと矢作は紗江に深いキスをした。

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