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第1章 出逢い

黙々と作業をしていると

「おつかれー！のまへんの？」声を掛けられた。

矢作さんだ。

「あ、矢作さんお疲れ様です。昨日はありがとうございました。」

「あ、うん。飲んだらええやん」

「まだ引き継ぎが終わってなくて…」

「大丈夫やって、どうせやってもやらんでも一緒やで。」

「あ…でも…ところで矢作さんは何でこのフロアに？」

「あぁ、挨拶しに来てん」

「そうなんですね。」

「今来たら他のフロア案内するのに」

「すみません、折角なんですが…」

「しゃーないな、頑張りやー。」


「あ、あとFacebook申請しといたから承認よろしく」
去り際にそう言って自分のフロアに戻っていった。