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いつもの場所で
第2章 月灯りの下で

「なかったです。いい兄弟っていうか、、」


「マジで…したいなーとか思わんの?」


「ちょっと矢作さん、ストレートすぎません?一応会社の人後輩になるんですけど、、」


「別にいいやん」


「そりゃ、手つなぎたいなーとか、ハグして欲しいなーとか人肌恋しいとかはもちろんありますよ?」


「そーなんやー」


紗江は何故だか、彼に家族のことを聞くことが出来なかった。
何でか分からないけど、その話は避けていた。

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