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いつもの場所で
第3章 休暇 そしてはじまり
裏道を通り、3分ほど歩いただろうか…着いた場所はホテルだった。
部屋に入るやいなや、矢作は激しく紗江の唇を奪った。
紗江は12センチのヒールを履いていたけど、背伸びをして、彼の首へと腕をまわした。
そして、激しく求める彼の唇を、柔らかな唇で受け止めた。
激しく唇と舌だけで求めあい、交わった。
靴を履いたまま、矢作は紗江のコートを脱がし、きつく抱きしめあげた。
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