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第4章 遠距離恋愛

「紗江、紗江が俺のことをいいように思ってくれてるのは分かってる。

俺も紗江の事が好きや。

でも、付き合われへんねん。

だから紗江が帰りたくないとか言ったら辛い。

俺は3日後にはカナダに戻る。

待っててくれとかそんな無責任なことも言われへん。

離れても好きやでとか、そんなことも言われへん。

紗江は紗江の道を生きる中でいい人に巡り会うかもしれない。

それはしゃーないことや。

ほんで、俺にもそんな子ができるかもしらん。

未来は分からんから約束出来ひん。」




紗江は泣いていた。


太郎も、言葉を詰まらせながら思ってることを伝えた。