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ペットの躾けはお姉様の義務っ!!
第7章 旅行又は逃避行
普通の恋人同士ならどうということもないことでも、許されざる関係の二人にはとても新鮮で貴重な体験だった。

温泉街を満喫した二人が旅館に戻るとほどなく夕食の時間だった。
食事は部屋に運んでもらい、二人で食べた。
中居が向い合わせで配膳して出ていくと、由香里は自分の膳を岡田の隣に移動させる。

「隣かよ!?」
「嫌なの?」

苦笑いする岡田に由香里は少しだけ拗ねる。

「嫌なわけ……ねぇーだろ」

ぶっきらぼうに言うと岡田は由香里のビールを取ろうとする。

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