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ペットの躾けはお姉様の義務っ!!
第7章 旅行又は逃避行
「えっ……おい!? 何泣いてンだよっ!?」

岡田の驚く声ではじめて由香里は自分が泣いていることに気付いた。

「やだ……本当だ……なんだか……幸せで……涙が出たのかも……」

涙を拭いながら笑った。

「馬鹿……普通泣くかよ……」

優しく笑いながら岡田は由香里を抱き締めた。

「大人はね……悲しくても泣かないものなの……けど幸せなときは泣いちゃうもんなのよ……」
「何それ……変なの」

笑いながらキスをした。

「きっと辛かったり悲しかったりするのが普通で……時おり訪れる幸せが嬉しすぎて……泣いちゃうんじゃないかな……」

口に出して言うとなんだかあやふやになってしまう。
そんな感情を説明した。


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