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ねぇ、しよっ!
第7章 疑心暗鬼
突如、『女友達を作ろう!』と思ったあたし。

と言って、そう簡単にできるはずもなく…
でも、女していながら、女を知らないあたし。
それなら、女友達を作って、同世代の女子の感情や日常を知ろう、と、何とも突飛な結論に至ったの。


バイト先でも、休憩時間を利用したり、終業後に一緒にご飯を食べたり、まあ、そこそこ楽しいけど、退屈な時間を過ごしていた。

男子が集まったら、やっぱり女子みたいに異性の話になるんだろうか……

とにかく、女子はもっぱら男の話。
ファッションや、今話題のものにも、すぐ食いつくが、結局は彼氏がどうしたとか、浮気がどうだみたいなとこに行き着く。


『そんなに別れるっていうんなら、別れればいいと思うけど、なんでいつまでもグズグズしてんの?』

『…彼が謝れば…許そうかな…って。』

『謝ってこないんでしょ?』

『でも…好きなの…』

『なんじゃ?それ。』

『千尋には女心がわからないの?!』

なんだぁ?今度は逆ギレかい…はぁ…


あたしの見解。
男の前で、理解あるような、従順な態度をとる女は、実は裏では「男なんてさあ…」とか「あいつはさあ…」なんて、上から目線というか、自分のしもべの如く言う。
あたしの少ない女友達の話で、みんながそうではないだろうけどね。


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