パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第9章 愛と悦楽

千尋が料理が下手なわけではない。まあ、要領が悪いだけ。

更に言えば、マスターやってるだけあって、圭一の方が、手際も要領も、そして味もいいということで…

でも、千尋の名誉のために、決してマズイわけじゃない、うん。

夏野菜をふんだんに使った、サラダうどんが出来上がり、圭一もクレープの皮を焼き上げた。


『美味しいじゃないか！』

『でしょ！簡単で、野菜もたっぷり摂れて、ボリューミーだけど低カロリー！』

『いい奥さんになれそうだね、ちい。（笑）』

『うん、(赤面！)』

『お腹いっぱいだから、後でデザートにしようね。』

『アイスクレープ？！』

『好きだろ？』

『うん！！圭ちゃんの次に！』




｢圭ちゃん｣

千尋が、また一歩、圭一に心を許した瞬間だった………