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第12章 結婚

『ここだよ！入って！（笑）』

『マスター！千尋のにっくき敵、連れて来たよー（笑）』

『あ？……あっ！』

『荷物いっぱいになっちゃったから運んでもらったの。』

二人とも、複雑な面持ちだ。

きちんと説明した。たぶん。

『話、見えた？』

『ああ、見えた。』

『徹くん…』

『はい。』

『すまなかった！！この通りだ。』

『い、いやぁ…やめてくださいよぉ…おい、千尋ぉ…』

『圭ちゃん、もういいって。それよりビール出してぇ。』

『ね！徹、飲んでって！お詫びに今日はタダよ、タダ！（笑）』


こうして、また一人、常連客を作った千尋だった。



『千尋って、どういう女なんだ……』

圭一は、千尋に舌を巻いた。