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ねぇ、しよっ!
第2章 ナンパ
中絶した躯も癒え、バイトは3つに増えた。
「R」では、ゆうちゃんの最後の優しさで、あたしが、留学するゆうちゃんと合意のもとに別れたことにしてくれていた。
この「R」とブルーウェーブとスーパーマーケット。すべて夕方からのバイトにしたのは、やはり遊びたかったからなのだ。
あたしはやっぱりセックスバカだ。そう思う。
蒸し暑い夏のある日、あたしは池袋に向かって電車に乗っていた。編み目の粗いサマーセーターにミニスカート。いつものスタイルだったが、この日はノーブラだった。
「ブラ無しでもわかんないよ、暑いんだもん。」
そう思ってのノーブラだったけど……
視線を感じた。池袋駅で、『ひとり?』って。
『うん、ひとり。用事あるから…』
『用事済んだら遊ばない?』
『んー、コーヒーくらいなら。』
『OK!待ってるよ。それとも付き合おうか?』
結局、用事は取りやめ、遊ぶことにした。
『俺、徹。みんな、とおるじゃなく、てつって呼んでる。』
『あたし、千尋。』
『千尋って、いっつもノーブラなの?』
『あれ!わかっちゃう?今日だけだよ。暑くてしたくなかっただけ。』
『露出かと思ってた!』
『まさか!』
『………』
『ねぇ、する?あたしはいいよ。』
『え?』
『ねぇ、しよっ!』
あたし達は、近くのラブホに入った。
「R」では、ゆうちゃんの最後の優しさで、あたしが、留学するゆうちゃんと合意のもとに別れたことにしてくれていた。
この「R」とブルーウェーブとスーパーマーケット。すべて夕方からのバイトにしたのは、やはり遊びたかったからなのだ。
あたしはやっぱりセックスバカだ。そう思う。
蒸し暑い夏のある日、あたしは池袋に向かって電車に乗っていた。編み目の粗いサマーセーターにミニスカート。いつものスタイルだったが、この日はノーブラだった。
「ブラ無しでもわかんないよ、暑いんだもん。」
そう思ってのノーブラだったけど……
視線を感じた。池袋駅で、『ひとり?』って。
『うん、ひとり。用事あるから…』
『用事済んだら遊ばない?』
『んー、コーヒーくらいなら。』
『OK!待ってるよ。それとも付き合おうか?』
結局、用事は取りやめ、遊ぶことにした。
『俺、徹。みんな、とおるじゃなく、てつって呼んでる。』
『あたし、千尋。』
『千尋って、いっつもノーブラなの?』
『あれ!わかっちゃう?今日だけだよ。暑くてしたくなかっただけ。』
『露出かと思ってた!』
『まさか!』
『………』
『ねぇ、する?あたしはいいよ。』
『え?』
『ねぇ、しよっ!』
あたし達は、近くのラブホに入った。