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あなたとふたり
第11章 玲奈の想い

遥香を迎えに行ったある日。
前後の席で
遥香が一生懸命、頷いて
話を聞いていた。
その話し相手が、優だった。
楽しそうに優は笑ってた。
ーーへぇ。笑うんだ。
男友達の中に埋れている優も
笑ってはいたけど、遥香と話す優は違った。
子供のように口角を上げて笑うの。
やられたーって思った。
それからしばらくして
遥香と優がよく一緒に帰ってるのを見ていた。
家が逆方向なのにね。
遥香を送り届けると優は
学校に戻ってきて部活に行く。
その姿をいつも見ていた。
話したくて
体育館に足を運んだ。
その姿に一瞬で
目を奪われた…。
素早い動きで周りを交わし
ゴールに向かってシュートする。
ボスッとゴールの網が揺れ
仲間とハイタッチする優。
茶色い髪が汗に濡れキラキラ光っていた。
他の女子も見に来ていて
キャーキャー言っていたけれど
私の時間は止まったように
何も聞こえなくて優しか見えなかった。
前後の席で
遥香が一生懸命、頷いて
話を聞いていた。
その話し相手が、優だった。
楽しそうに優は笑ってた。
ーーへぇ。笑うんだ。
男友達の中に埋れている優も
笑ってはいたけど、遥香と話す優は違った。
子供のように口角を上げて笑うの。
やられたーって思った。
それからしばらくして
遥香と優がよく一緒に帰ってるのを見ていた。
家が逆方向なのにね。
遥香を送り届けると優は
学校に戻ってきて部活に行く。
その姿をいつも見ていた。
話したくて
体育館に足を運んだ。
その姿に一瞬で
目を奪われた…。
素早い動きで周りを交わし
ゴールに向かってシュートする。
ボスッとゴールの網が揺れ
仲間とハイタッチする優。
茶色い髪が汗に濡れキラキラ光っていた。
他の女子も見に来ていて
キャーキャー言っていたけれど
私の時間は止まったように
何も聞こえなくて優しか見えなかった。

