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あなたとふたり
第14章 大きくなる不安。
康太は優しく笑った。
ずっとずっと頭を撫でてくれていた。
その手が徐々に下へと降り
頬へと添えられる。
親指で涙を拭うと
康太はそこに優しくキスをした。
「遥香。
もう泣かなくていい。」
そした、私を優しく大きな腕で包み込む。
「‥大丈夫。
大丈夫だから。」
「康太?」
康太の声は震えていて
泣いているように聞こえた。
不安なんてなくなればいい。
あなたの不安も
私の不安も…
みんなが笑えたら良いのに…。
私はゆっくりと康太の背中に腕を回す。
もう少し…
甘えさせて。
明日になったらまた
元通りの私に戻るから。
ずっとずっと頭を撫でてくれていた。
その手が徐々に下へと降り
頬へと添えられる。
親指で涙を拭うと
康太はそこに優しくキスをした。
「遥香。
もう泣かなくていい。」
そした、私を優しく大きな腕で包み込む。
「‥大丈夫。
大丈夫だから。」
「康太?」
康太の声は震えていて
泣いているように聞こえた。
不安なんてなくなればいい。
あなたの不安も
私の不安も…
みんなが笑えたら良いのに…。
私はゆっくりと康太の背中に腕を回す。
もう少し…
甘えさせて。
明日になったらまた
元通りの私に戻るから。