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あなたとふたり
第10章 『友達』なんかじゃないだろ
………………………
「はぁ!?結局、何も言ってない!?」
「バカだろ。優。
俺たちの努力はパーだ!」
「遥香はそれを望んでる。
俺とは『友達』だとよ」
「………康太。
ここにもイかれたのがいるわ。」
「おう。おとぎ話の住人だからな。
可愛い顔の王子様は。」
「なんだよっ!それ!」
Xmasパーティの日から一週間。
私達は終業式を終えていた。
仲良く…?この3人が
私を除いて、話していたことは
知る由もなかった。
「良いんだよ。コレで。
言うのは今じゃない…」
「キスしておきながら何が友達よ…」
ボソッと玲奈が呟く。
「本当。あんたら2人もイライラする」
「優はともかく何で俺もなんだよ。」
「あっ…。俺、帰るわ。
これでも、しがない受験生だからな」
そう言って優は自分のカバンをとり、
出ていってしまった。
残された玲奈と康太。
出て行く優の後ろ姿を
2人で見ていた。
「はぁ!?結局、何も言ってない!?」
「バカだろ。優。
俺たちの努力はパーだ!」
「遥香はそれを望んでる。
俺とは『友達』だとよ」
「………康太。
ここにもイかれたのがいるわ。」
「おう。おとぎ話の住人だからな。
可愛い顔の王子様は。」
「なんだよっ!それ!」
Xmasパーティの日から一週間。
私達は終業式を終えていた。
仲良く…?この3人が
私を除いて、話していたことは
知る由もなかった。
「良いんだよ。コレで。
言うのは今じゃない…」
「キスしておきながら何が友達よ…」
ボソッと玲奈が呟く。
「本当。あんたら2人もイライラする」
「優はともかく何で俺もなんだよ。」
「あっ…。俺、帰るわ。
これでも、しがない受験生だからな」
そう言って優は自分のカバンをとり、
出ていってしまった。
残された玲奈と康太。
出て行く優の後ろ姿を
2人で見ていた。