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第3章 紫色の欲情が創る世界

「結構…もっとしたいとか思ってるよ」

とは言っても
水族館の駐車場でそんな
濃厚にずっとキスしていられる訳もなく
しぶしぶ
車を走らせる

「今度はどこ連れてってくれるの？」

「ご飯食べて海行かへん？」

「海好き」

「ご飯、和食でええかなぁ？美味しい定食屋があんねん」

「鶏肉好き」

会話になってるんだか
なってないんだかの短い返事