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第4章 灰色の兄弟

「質問に答えてくれたら、止めるで」

「…な、何？」

「村越さんって…ホモ？」

全く想像していなかった言葉を言われた村越は
本気でぽけっとした顔をする

「え…あ、あっ！そうかっっ！ああ！そうかそうか！深月君、男の子…ああ、なるほどっ！」

僕をなんだと思っていたのだろうか
どっからどう見ても
女には見えないと思うんだけど

「で、ホモなの？」

「断じて違うっ！やっ、違うんだが…その！あれだな！この反応は…あれだよな！うん、確かに深月君に恋愛的アレがアレだよ！」