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第4章 灰色の兄弟

荒々しくシャツを脱がされて
胸にキスされる
触れられた身体が
焼けるように熱い

「っっ…キス…気持ちっ…なにこれ」

頭の芯から
痺れていくキスに
トロトロに溶かされた身体は
僕のものであって
僕のものじゃなくなって

気がつけば
僕が村越をベッドに押さえつけていた

相変わらず赤面して
潤む瞳で僕を見る村越
到底、大人とは思えない
表情に胸が痛くなる

「…み、深月君…」

その口を口で塞ぐ
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