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第4章 灰色の兄弟

「きょ…ちゃん！もっ…いきたいっ…いかせてっ…！」

根元を掴んでる間も
恭ちゃんは
腰を動かす

「深月君っ…明後日の入学式…ちゃんと行く？」

『うん』と言わないと
きっといかせて貰えない
この苦しみから解放されたい

「うっ…うんっ…！」

「ちゃんと…学校通う？」

「か、通うっ！通うからっ…！イカせてぇっ！」

痛みじゃなく
苦しさから
目に涙が滲む

そんな僕を恭ちゃんは
目を細めて見る