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第2章 橙色の期待

「そうやろか?斗亜さんも大分、不思議な人やと思うけど」

多分
きっと何かを隠している

「オレは偉月の期待に答えられない」

「ありのままでええねん」

でも
どんな人生を歩んでいようと
どんな秘密があろうと

斗亜を取り巻く『色』と香りは代わらないのだから
それ以外の事に対して
俺はどうでも良い

「次会う時はデートしようや!」
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