この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
after five
第3章 純潔の女
テナントを出た直樹を、一番最初に助けた女の子が待っていた。
「まだ、いたのか…」
「こ、これ…」
直樹は彼女からカバンを受け取った。
大沼から受け取った書類も入っているため、亡くしたではすまない。
「ねぇ…お兄さん、お礼をさせてよ」
少女は直樹に抱きついた。
今まで経験したことがないほど強い抱擁だった。
「…俺はまだ、仕事中だぜ」
少女は何も言わない。
直樹に力強く抱きついたまま顔を埋める。
「だが、仕事中でも、女に恥をかかせるようなゲスで卑怯なマネはできねぇ…神様の天罰を受けちまうからな」
直樹は少女の手を取り、近くの休憩ができる建物に入っていった。
「まだ、いたのか…」
「こ、これ…」
直樹は彼女からカバンを受け取った。
大沼から受け取った書類も入っているため、亡くしたではすまない。
「ねぇ…お兄さん、お礼をさせてよ」
少女は直樹に抱きついた。
今まで経験したことがないほど強い抱擁だった。
「…俺はまだ、仕事中だぜ」
少女は何も言わない。
直樹に力強く抱きついたまま顔を埋める。
「だが、仕事中でも、女に恥をかかせるようなゲスで卑怯なマネはできねぇ…神様の天罰を受けちまうからな」
直樹は少女の手を取り、近くの休憩ができる建物に入っていった。