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秘密の香り
第10章 秘密の痕
圭吾さんにつけられた
赤い紅い痕に
心が満たされた



私は圭吾さんにキスをし
くちびるを胸に落とした



強く…

ゆっくりと…

くちびるを押しつけ

皮膚を吸うように

キスをした





そんな私の頭を圭吾さんは
優しく何度も撫でる




こんな行為
子供っぽいのかもしれない…



そう思ったが
自分のもの…と
印をつけたかった







圭吾さんの気持ちを知った今…






このままでいいのか…




この関係に答えを出さなくては…と
考えが巡った




温かい腕に抱かれ
自分の気持ちを見つめた…。





















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