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秘密の香り
第13章 秘密の代償
「桃香ちゃんが謝ることじゃないよ…」
優しい圭吾さんの声に胸が詰まる…
「でも…」
「好きだよ…」
きつく抱きしめられ
涙がこぼれた…
気づかれないように
圭吾さんの肩で涙をふく…
「話してくれて…ありがとうございます…」
頭を優しく撫で背中をさすられる
「寝ようか…」
ベッドに入ると
圭吾さんは腕まくらをしてくれた
打ち明けられた過去を
消化できないまま…
私は圭吾さんの温もりを感じ
切ない想いを胸の奥にしまう…
「さっきは…本当にごめん…」
「謝らないでください…」
「桃香ちゃんが結婚しているって知ったときは…もう好きになってた…」
最初の出会いや…ハワイでの再会を思い出す…
「桃香ちゃんのご主人を傷つけるようなことは…絶対にしたくない…」
「自分が経験して…どれだけ辛いか分かるから…」
私は圭吾さんの手を握った
「でも…一緒にいたいと思う…ずっと…」
泣いちゃいけない…
そう言い聞かせたが涙はとまらなかった…
「桃香ちゃんの気持ちが知りたい…」
圭吾さんは身体をこちらへ向け
私を抱き寄せた
「今すぐじゃなくていい…」
「はい…」
「ごめんね…辛い思いさせて…」
私は首を横に振った…
大好きだと言いたい…
ずっと一緒にいたいと…
でも…言葉にすることができなかった…。
優しい圭吾さんの声に胸が詰まる…
「でも…」
「好きだよ…」
きつく抱きしめられ
涙がこぼれた…
気づかれないように
圭吾さんの肩で涙をふく…
「話してくれて…ありがとうございます…」
頭を優しく撫で背中をさすられる
「寝ようか…」
ベッドに入ると
圭吾さんは腕まくらをしてくれた
打ち明けられた過去を
消化できないまま…
私は圭吾さんの温もりを感じ
切ない想いを胸の奥にしまう…
「さっきは…本当にごめん…」
「謝らないでください…」
「桃香ちゃんが結婚しているって知ったときは…もう好きになってた…」
最初の出会いや…ハワイでの再会を思い出す…
「桃香ちゃんのご主人を傷つけるようなことは…絶対にしたくない…」
「自分が経験して…どれだけ辛いか分かるから…」
私は圭吾さんの手を握った
「でも…一緒にいたいと思う…ずっと…」
泣いちゃいけない…
そう言い聞かせたが涙はとまらなかった…
「桃香ちゃんの気持ちが知りたい…」
圭吾さんは身体をこちらへ向け
私を抱き寄せた
「今すぐじゃなくていい…」
「はい…」
「ごめんね…辛い思いさせて…」
私は首を横に振った…
大好きだと言いたい…
ずっと一緒にいたいと…
でも…言葉にすることができなかった…。