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秘密の香り
第13章 秘密の代償
「久しぶりね、元気だった?」
「また今度来るよ」
圭吾さんはお手伝いしている店員の男の子に言う
「すみません、せっかく来てくださったのに」
頭を下げて謝られた
「一緒の席に座る?」
私をチラリと見る視線が痛い…
「いや、いいよ」
「前に瞬のお店に一緒に行ったわよね?」
「はい…」
「圭吾の彼女?」
「そうだよ…じゃあ、失礼するよ」
圭吾さんは私の手をとりお店を出た
イライラしているのが伝わる
車のドアを開けてくれて
私は助手席に乗り込んだ
「また今度、改めて来よう」
「そうですね…」
車が発進する
あの女性は美香さんだ…
私は名前を思い出す
圭吾さんがあの晩…送っていった…
「さっきは嫌な思いさせてごめんね…」
「いえ…」
「離婚した元奥さん…」
そうだったんだ…
「もう連絡もとっていないし…何もないから…」
私は美香さんが元奥さんだと知りショックだった…
「話してくださって…ありがとうございます…」
そこから会話はなかった
私の携帯がバックで震えている
気付かない振りをしたが
圭吾さんに言われ携帯を手にした
着信は沙穂だった
美香さんから何か言われたのかな…
携帯の震えが収まるとメールが届いた
『いま忙しい?
メール見たら電話ちょうだい(^-^)』
「平気?」
「大丈夫です…」
私は携帯をバックにしまった。
「また今度来るよ」
圭吾さんはお手伝いしている店員の男の子に言う
「すみません、せっかく来てくださったのに」
頭を下げて謝られた
「一緒の席に座る?」
私をチラリと見る視線が痛い…
「いや、いいよ」
「前に瞬のお店に一緒に行ったわよね?」
「はい…」
「圭吾の彼女?」
「そうだよ…じゃあ、失礼するよ」
圭吾さんは私の手をとりお店を出た
イライラしているのが伝わる
車のドアを開けてくれて
私は助手席に乗り込んだ
「また今度、改めて来よう」
「そうですね…」
車が発進する
あの女性は美香さんだ…
私は名前を思い出す
圭吾さんがあの晩…送っていった…
「さっきは嫌な思いさせてごめんね…」
「いえ…」
「離婚した元奥さん…」
そうだったんだ…
「もう連絡もとっていないし…何もないから…」
私は美香さんが元奥さんだと知りショックだった…
「話してくださって…ありがとうございます…」
そこから会話はなかった
私の携帯がバックで震えている
気付かない振りをしたが
圭吾さんに言われ携帯を手にした
着信は沙穂だった
美香さんから何か言われたのかな…
携帯の震えが収まるとメールが届いた
『いま忙しい?
メール見たら電話ちょうだい(^-^)』
「平気?」
「大丈夫です…」
私は携帯をバックにしまった。