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秘密の香り
第13章 秘密の代償
決意したのに…
圭吾さんとの未来を選べば
いずれは話さなきゃいけないこと
落ち着かなきゃ…
洗面台に額をつけ
しゃがんだまま深呼吸をする
コンコン…
「開けるよ?」
ドアが開く
「大丈夫?」
圭吾さんは慌ててしゃがみこみ
私の顔を覗いた
「大丈夫です…」
「熱…またでちゃったかな…おいで…」
抱きかかえられて
ベッドへと運ばれた
「ありがとうございます…」
「体温計持ってくるね」
「熱はないと思います…もう大丈夫です…」
「念のため…測ろう」
圭吾さんは体温計を取りに行った
カウントダウンまでもうすぐ
「バック、ここに置くよ?」
ベッドサイドにバックを置いてくれた
「ありがとうございます」
「はい、体温計」
熱を測ったが平熱だった
「良かった」
体温計が枕元に置かれ
圭吾さんのくちびるが額に触れた
ちゅ…
「ほんとに大丈夫?」
見つめるその瞳は
私の心を見透かしているようだった
「あの…」
「どうした…?」
「沙穂から連絡がきていて…電話したんです…」
「うん…」
「私と圭吾さんのこと…美香さんが智也さんに話したみたいで…」
「そうか…」
「私からはまだ何も話していないです…」
「ごめんね…」
圭吾さんの表情は暗く曇っていた…
「いえ…圭吾さんも…何か言われるかもしれません…」
「大丈夫だよ…」
圭吾さんに腕枕をされて
身体がベッドに沈んでいく
「もうすぐだね…」
圭吾さんが時計を見ながら言った
携帯のアラームを24:00にセットしている…。
圭吾さんとの未来を選べば
いずれは話さなきゃいけないこと
落ち着かなきゃ…
洗面台に額をつけ
しゃがんだまま深呼吸をする
コンコン…
「開けるよ?」
ドアが開く
「大丈夫?」
圭吾さんは慌ててしゃがみこみ
私の顔を覗いた
「大丈夫です…」
「熱…またでちゃったかな…おいで…」
抱きかかえられて
ベッドへと運ばれた
「ありがとうございます…」
「体温計持ってくるね」
「熱はないと思います…もう大丈夫です…」
「念のため…測ろう」
圭吾さんは体温計を取りに行った
カウントダウンまでもうすぐ
「バック、ここに置くよ?」
ベッドサイドにバックを置いてくれた
「ありがとうございます」
「はい、体温計」
熱を測ったが平熱だった
「良かった」
体温計が枕元に置かれ
圭吾さんのくちびるが額に触れた
ちゅ…
「ほんとに大丈夫?」
見つめるその瞳は
私の心を見透かしているようだった
「あの…」
「どうした…?」
「沙穂から連絡がきていて…電話したんです…」
「うん…」
「私と圭吾さんのこと…美香さんが智也さんに話したみたいで…」
「そうか…」
「私からはまだ何も話していないです…」
「ごめんね…」
圭吾さんの表情は暗く曇っていた…
「いえ…圭吾さんも…何か言われるかもしれません…」
「大丈夫だよ…」
圭吾さんに腕枕をされて
身体がベッドに沈んでいく
「もうすぐだね…」
圭吾さんが時計を見ながら言った
携帯のアラームを24:00にセットしている…。