この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
秘密の香り
第14章 秘密の空間
新幹線を降りると東京とは違う寒さに震えた
改札を出ると電話をくれたお義母さんの妹さん
敦の叔母が立っていた

「あっちゃん、帰ったばかりなのに…ごめんね」

「いや…迷惑かけてごめんね…」

「ううん…桃香ちゃん、来てくれてありがとう」

「お久しぶりです…」
私は頭を下げる

車に乗り病院へと向かう

私は後ろの席に座り
敦たちの話を聞いていた

「あっちゃんが帰ったあとに昼寝するって二階に行ったの」

「うん…」

「夕方になっても降りてこないから…起こしに行ったら…起きなくて…」

救急車を呼んだらしい…

「ごめんね…同じ家にいたのに…」

「謝らないで…救急車呼んでくれてありがとう…」

聞いていて辛かった…

敦はもっと…辛いだろう…


病院へ着き
お義母さんがいる病室へと入る

ベッドに仰向けになり
虚ろな目で私たちのほうを向いた

「母さん…」

敦が側に行き手を握ると
お義母さんは声を出して泣いた

「大丈夫だから…落ち着いて…」

「お願い…お父さんを呼んで…ねぇ…連れてきてっ!!」

「お姉さん…ほら…あっちゃん来てくれたよ」
叔母さんもお義母さんの側に行き肩をさすった


敦は病院に泊まることになり
私は叔母さんと共にお義母さんの実家へ向かった

「こんな遠くまで…本当にありがとうね…」

「いえ…こちらこそ…お義母さんについていてくださって…ありがとうございます」

病院から家までは30分ほどかかった

お義母さんの実家はすでに両親が亡くなっていて
叔母さん夫婦が息子さん家族と同居し暮らしている


「お風呂沸いているから、どうぞ」

「いえ…大丈夫です…」

「いいの?遠慮しないで…温まりなさい」

「はい…ありがとうございます…」

「先に寝るわね…上の奥の部屋使ってちょうだい」


お風呂に入り冷えた身体を温めた
二階の部屋へ行くとお布団が敷かれていて
疲れていた私はすぐに潜り込んだ…。









































/277ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ