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秘密の香り
第15章 秘密の毒
圭吾さんと過ごした日から
もう2週間が過ぎようとしていた…。
お義母さんとの生活は
気の抜けない日々の始まりで
日中はほとんどの時間を
共に過ごす…。
電話もなかなかできない…
そんな状況のなか
メールのやりとりが増えたことが
とても嬉しかった。
他愛もないメール
ふたりの距離が
さらに近くなったような
そんな気がした。
今日は日曜日で
敦が家にいてくれるので
私は久々に
沙穂と会う約束をしていた。
「桃香、今日は時間気にせず楽しんできて、ね?」
AM10:47
出掛ける私を見送る敦は
そんな風に声をかけてくれた
「うん…ありがとう」
「沙穂ちゃんによろしくね」
「何かあったら連絡してね?じゃあ…いってきます」
玄関を離れ
エレベーターに乗ると
深い溜息が洩れた。
もう2週間が過ぎようとしていた…。
お義母さんとの生活は
気の抜けない日々の始まりで
日中はほとんどの時間を
共に過ごす…。
電話もなかなかできない…
そんな状況のなか
メールのやりとりが増えたことが
とても嬉しかった。
他愛もないメール
ふたりの距離が
さらに近くなったような
そんな気がした。
今日は日曜日で
敦が家にいてくれるので
私は久々に
沙穂と会う約束をしていた。
「桃香、今日は時間気にせず楽しんできて、ね?」
AM10:47
出掛ける私を見送る敦は
そんな風に声をかけてくれた
「うん…ありがとう」
「沙穂ちゃんによろしくね」
「何かあったら連絡してね?じゃあ…いってきます」
玄関を離れ
エレベーターに乗ると
深い溜息が洩れた。