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秘密の香り
第15章 秘密の毒
私は圭吾さんの頰を撫でながら
甘美なキスを堪能した…


耳たぶを優しく舐められ
その快感に声をあげる…



圭吾さんが欲しい…



早く…
はやく…


繋がりたい…



「桃香ちゃん…」


少し顔を離し
圭吾さんは優しい眼差しで私を見た



額にキスをすると
圭吾さんは仰向けになり
私を抱き寄せた




「ごめんね…少し…休憩…」



頭に軽くキスをされて
きつく抱きしめられる…





静まり返った部屋に
時計の秒針の音が微かに響く



刻まれる時と共に
体は冷静さを取り戻す



「圭吾さん…」



「ん…」



「あの…私のこと…」



なんて言ったらいいんだろう…




「私とのこと…周りに…知られてしまったんですよね…」




「桃香ちゃん…」




沙穂から聞いた話を
圭吾さんに告げた…




「ごめんなさい…」




「いや…桃香ちゃんは何も悪くないから…謝らないで…」




「でも…」




「大丈夫だから…」












































































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