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あなたの面影
第6章 雨が降る金曜の夜
「エロ瑞波。もうお前は俺のもんだぞ? わかったな?」
「ち、がうっ……私は……誰のものでもなくて……」
否定しながらも嬉しかった。
必要とされて、強引に奪われて、感じたことのない類いの悦びに肌が粟立つ。
被征服欲とでも言うのだろうか、この感覚は。
「ほら、瑞波」
一仁さんは私の太ももを掴む。
「えっ……きゃっ!?」
そのまま抱えて立ち上がる。
挿入したまま抱えられた。
その格好は話に聞いたことがあるだけの駅弁というスタイルだった。