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あなたの面影
第6章 雨が降る金曜の夜
「瑞波見てると無茶苦茶に壊してやりたくなるんだよ」

「何それ……」

私に背後から抱き締める格好で一仁さんも横たわった。

背中に一仁さんの力強い胸板を感じる。
触れ合う肌はしっとりと汗が滲んでいて、馴染むように密着していた。
守られてるような、逆に責められてるような不安定な感じになる。

中に埋まっている一仁さんの感触は多少硬度を下げているみたいだった。

「一仁さんも……イキたいでしょ? いいですよ……気にせず……私の身体を使ってもらって……」

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