この作品は18歳未満閲覧禁止です
あなたの面影
第6章 雨が降る金曜の夜
「何でだよ? 結構いいと思うぞ、俺。収入悪くないし料理も作れる。しかもイケメン」
「じ、自分で言いますか、それ? てかそういうことを自分で言っちゃう人ってのが無理です」
「しかも」
「きゃっ!?」
すっぽりと一仁さんの腕の中に納められてしまう。
「セックスも上手だし」
見上げた顔には悪ふざけの笑みが溢れていた。
「上手いんじゃなくてドSの間違いでしょ……」
ドキドキしていた……
私は高鳴ってしまっている鼓動をなんとか押さえつけようとする。