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あなたの面影
第10章 告白
ライブの終盤、観客が熱狂している最中に私はそんなことを考えていた。
普段は冷静を通り越して冷徹なほどの一仁さんでさえ、ステージに釘付けになっているというのに。
その横顔を気づかれない程度に見ていた。
私の知らない『一仁さん』というのはまだまだ沢山あるんだろう。


「ラスト、凄かったね」

ライブのあと、私たちは喫茶店に入っていた。
まだ興奮が醒めていない一仁さんは子供のようにはしゃいだ目をしていた。

「一仁さんがあんなに盛り上がるなんて知りませんでした」

なんだか私まで嬉しくなって微笑む。
元はと言えば私が好きだって言ったバンドのライブなのに彼は私より楽しんでくれた。
なんだかそれが嬉しかった。

私が好きだって言ってから彼はCDを買い集め、コンサートのチケットまで取ってくれた。

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