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あなたの面影
第5章 願望
私は投げ捨てたスマホを取り、名執さんに誘いのメールを送った。
返信はすぐに来た。
今日は空いてるらしく会えるようだ。
大きく深呼吸をしてから私は自らデートに誘うメールを送った。
彼が本当に聡志なのか、確かめるために----
待ち合わせ場所は市街地の駅にした。
そこからならば私の目的地は電車ですぐだ。
秋らしい深紅のニットにプリーツスカートを着て、眼鏡を外してコンタクトにした。
地味だけど私なりのお洒落だ。
人と逢うために着飾るなんていつ以来なんだろう……
返信はすぐに来た。
今日は空いてるらしく会えるようだ。
大きく深呼吸をしてから私は自らデートに誘うメールを送った。
彼が本当に聡志なのか、確かめるために----
待ち合わせ場所は市街地の駅にした。
そこからならば私の目的地は電車ですぐだ。
秋らしい深紅のニットにプリーツスカートを着て、眼鏡を外してコンタクトにした。
地味だけど私なりのお洒落だ。
人と逢うために着飾るなんていつ以来なんだろう……