この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
《番犬》が女に戻るとき...
第8章 手段は選ばない

「だってこの女が俺に蹴りを…」

「まぁ俺らもビビったけどな。まさか本当に助けにきたつもりとは」


初めに脇腹を蹴られた男も加わり、苦しそうに咳き込む茜を囲んで見下ろしていた。

女が助けに来るというこの展開は予想していなかったので、彼等も彼等で動揺している。



「思い出した」

「あ?何をだ?」

「お前は聞いたことないか?《凰鳴の番犬女》」

「はっ、番犬!? なんだよそのネーミングセンス!!」


男たちは五人そろって大笑いだ。



「…カハ…ッ」

床に手をつく茜の顔は悔しそうだ。


「──…!!」

そして、隣の梗子も同じ表情をしている──

梗子は男達をきっと睨み付けた。


「茜ちゃんは番犬なんかじゃない!」


「……っ…は?」


「…もういいでしょう…ッ?
私たちを帰してください…!!」


彼女はその美しい顔を悲しげに崩して、涙をこらえて訴えた。




それを見た彼等は少しだけ沈黙し


「…何もせず帰すのも勿体ねぇよな」


当初の計画も忘れた様子で、いやらしい目付きで梗子の身体を舐めるように見回した。



/613ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ