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第9章 おしおきの時間

「頼むからもう少し普通の反応してくれないかなぁ…」

やめてー、とか いやぁ、とか。あるじゃん？

勝手にひとり反省会ひらかないでよ。


「…何!? 何か言ったか？」

「まあいいや…」

「──ｯ」


零の顔がグッと近づく


彼は茜の顔の横に肘をつき
包帯の巻かれた右手で顎を掴んで自分に向ける。




「……茜さんは今日、青崎（あいつら）に自分の身体を捧げようとした」


「……！ それ、は…っ、事情があったからだ」


「…あいつらに何されるか、ちゃんと想像した？

──してないよね…。

だからこんな馬鹿な事をしちゃうんだよね」



零の目が、強引に破かれたシャツと、ボタンの飛んだブレザーに向けられる。




「…覚えてなよ茜さん。

男はみんな…変態さんだからね」



「──…!!」






そこは、

男はみんな狼だからね

と言ってくれないだろうか零よ(汗)