この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
《番犬》が女に戻るとき...
第10章 見舞い

「許容範囲つきか……」

大げさに残念がる。

その範囲狭そう…。


湯が沸いたので、零は茶葉を入れたコップにそれを注いで熱いうちに彼女のもとに運んできた。



「…でも、そうか」

硝子テーブルの上に置く。


「もし同じことが起きた時は、ちゃんと俺を頼る…ってことだよね」


「…同じこと…か」


茜がコップを持つと、ゆらゆらあがる湯気が顔にかかって温かい。



「──同じことは、また起きるだろうな」


彼女に非憎げな笑みが浮かぶ。



「私の《影》を、お前は知らないと思うが…」


「……影?」


男に恨まれる事ばっかりしてきたんだ

別にそれを悔やむ気など甚だ無いけれど…。



「青崎校の男とやりあったのも、今回が初めてじゃない」



《凰鳴の番犬女》

確かにやつらはそう言った。


青崎校で、私のことが知れ渡っている証拠──。



/613ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ