この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
《番犬》が女に戻るとき...
第2章 宝物

教室を出た茜はどこか一人になれる場所を探して歩いていた。

だが一口に一人になれると言っても、暗い空き部屋や非常階段では意味がない。

窮屈なこの校舎から自分を解放してくれる場所──


…そう、屋上だ。






屋上に続く階段を上がり、ドアノブをひねり扉を開ける。

待ち構えるように風が彼女の前髪を巻き上げた。


この時期の秋風はもう冷たく、わざわざ屋外で弁当を食べる物好きは茜の他にはいなかった。



ドサッ


「…よっと」


下に何かを敷くわけでもなく腰を下ろす。


ここがいい

飯を食うにはここが一番だ





そのころ教室では…


「あの群れるのを嫌うところが…チャラい男たちと違って素敵なのよね…///」

「茜さま~っ」




──まさしく一匹狼


女子の胸キュンポイントをまたもや捉えていることに、本人は気がつく様子もないが…。



/613ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ