この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
《番犬》が女に戻るとき...
第24章 クリスマスを君と…
「なら、何故その忠告を守らなかったの」
「……」
ハルクの手が梗子の肩に──
そして彼は、彼女をソファーに押し倒そうとした。
けれど彼女が足を後ろに踏み直して抵抗するので、両者ともに動かない。
「たとえ茜ちゃんがそう言っていたとしても」
「…」
「あなたは女性に手をあげることなんてできない筈よ。それくらい知っています…!!」
「──!」
驚いたハルクは彼女から両手を離した。
急に解放された彼女は、ぽふんとソファーに尻餅をつく。