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《番犬》が女に戻るとき...
第32章 ◆ あとがき ◆
そしてそして
■ 篠田 零(レイ・ミドルトン)
茜が、努力と経験による秀才なら
この男は、まさに天才。
彼女からしたら腹立たしい存在であるに違いないです。
けれど、いくら彼が非凡な才能に恵まれ、謎めいた完璧男だとしても、それは強さではない──
ぐいぐい迫りつつ
肝心なところでは逃げ腰の…臆病な彼は
《 付き合う 》という言葉を避けてきました。
…でも大丈夫
彼の前には、茜という女性が現れたから。
逃げる必要なんてない。
彼女は誰よりも強いんですから。
正真正銘の、最強カップルです。