この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
《番犬》が女に戻るとき...
第5章 因縁




……────




「──…こういうわけだ!」


「なるほど」


「…それ、俺が悪いの?」



不良たちの説明が終わった。
小芝居をした二人の男が茜たちに向き直る。


零はいまだに、何故不良たちが怒っているのかがピンとこない。


…というより納得しかねる。



「つまり、篠田は間違えて青崎高校に入り」

「…うん」

「10万を落として帰ってきたというわけか…」

「…脅されたからね」


茜は状況を理解したところで

零の金銭感覚に呆れざるをえない。




「10万をこう…っ、ポイッだぞ、馬鹿にしてるとしか思えねえ…!!」


「…そうだな、そちらの怒りはごもっともだ」


茜はうんうんと頷く。



「私もいま、この男を殴りたい衝動を必死に押さえているところだ」


「──」


「…だが、もとはといえばそっちのカツアゲが原因だろう。その10万を返してから、文句を言うのが筋なんじゃないのか?」


「……っんだと この女…!!」



青崎の男たちが凄んでみせたが



「…私の言い分は間違えているか…?」


茜は全く怯まない。







/613ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ