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第4章 コードネーム、間宮彩香

わかりました、室長


でも、このクライアントは、何が目的なんですかね


あなた方、エージェントは、クライアントには、一切関わらなくていいのよ


あなたの仕事は、高杉和也と姉の里奈をあなたのモノにする事


あと、クライアントからの追加調査で
母親は、出来の良い、長男の隆史を溺愛しているみたいで、二人が怪しい関係になってないか、疑ってるみたいなの、その辺も調査お願いするわね


間宮彩香の所属する組織は、一般の浮気調査から、政治家のスキャンダルを操作したり、日本政府からの依頼で外国の高官に接触し、スパイをする様な巨大組織であった


経験間もない彩香は、通称、なんでも屋と呼ばれる部署に配属され、主な仕事は、妻からの依頼で夫の浮気相手となり、その既成事実を元に妻が多額の賠償金を手にするという構図だった


ほとんどの妻達は、その多額の賠償金で自分の浮気相手の若い男と、第二の人生を楽しんでいた