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『うぅ』としか鳴けない
第15章 結婚への道のり〜葛藤〜
一方、灯子もまた、主の手紙を受け取り、日々元気を取り戻してきた。
『お母様、ハーブティーはいかが?私は、気持ちが落ち着くハーブティーが大好きなの。』
『そうね…いただこうかしら。』
母は、二人が夫の逆鱗に触れた本当の理由が気になって、心を悼める日々に、憔悴の色が濃くなっていた。
『お母様、今しばらくお待ちになってね。必ずお父様を説き伏せるから。だから、理由は聞かないで。残酷よね…親不孝を許してね…』
『えぇ、大丈夫よ。貴女を信じているわ。』
少しずつ、家族の会話も出来る環境づくりに、灯子は努めて明るく振る舞うようになった。
『お母様、ハーブティーはいかが?私は、気持ちが落ち着くハーブティーが大好きなの。』
『そうね…いただこうかしら。』
母は、二人が夫の逆鱗に触れた本当の理由が気になって、心を悼める日々に、憔悴の色が濃くなっていた。
『お母様、今しばらくお待ちになってね。必ずお父様を説き伏せるから。だから、理由は聞かないで。残酷よね…親不孝を許してね…』
『えぇ、大丈夫よ。貴女を信じているわ。』
少しずつ、家族の会話も出来る環境づくりに、灯子は努めて明るく振る舞うようになった。