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『うぅ』としか鳴けない
第19章 日本国 特別区制定
芝崎家には、多くの議員が集まっていた。

『先走った感は否めないのですが、早急に可決しなければならない事案であったことを了承いただきたい。』

『しかし、まあ、私もそうだが、SMをきちんと理解した上なのかね?識学者は交えたのか?』

『もちろん!』

『上から押さえ付ける法令は厄介だ。これがだめならそれ、それがだめならあれ、みたいに収拾がつかなくなるのではないか?』


芝崎社長と議員達の口論は、発令以前の問題に思われたが、発令されてしまった以上、今後の措置を考えねばならなかった。

無論、芝崎の父に権限などないのだが、父の影響が相当に偉大であることは想像できた。


『あのぅ…』

主が口を挟んだ。




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