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『うぅ』としか鳴けない
第22章 支配する側 される側
『そうだな。ここは学校じゃない。論理的だったり、統計だったりは、そんなに必要なことではないかもしれない。
SMが、犯罪にならないことを願って開設した研修センターなんだよな。』

『ええ、そうですわ。ちゃんと理解と信頼と愛があれば、SMは最高のエクスタシーだわ。』

『ねぇ、御主人様、この際、一度皆さんでフリートークしません?私達は聞き役。』

『その中で、問題提起するべきことをピックアップして、語り合いながら知識や理解を深めていく?』

『ええ、そう。どうかしら?』

『明日、講師も集めて、もう一度、練り直そう!』

『はい。』


そう。決め付けた講習は身にならない。それぞれがそれぞれの環境や立場に居て、みんな答えが一緒なわけはないのだ。

「話し合う」ことは、主従関係になるときにもする、はじめの一歩だ。
やはり、先ずは、自由に話をするのがいいだろう。



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