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『うぅ』としか鳴けない
第23章 支配する側 フリートーク
自分の場合、妻とは結婚を視野に入れてましたから、「このまま交際終了になりはしないか…」と、本気で不安でした。
音沙汰が無くなって半年近く経ったある日、知らない番号から携帯が鳴って……
『もしもし…?』
『あたし…梨華…』
『梨華…』
『ねぇ…戻ってもいい?』
『当たり前じゃないか!梨華?泣いてるのか?どこだ、どこにいる?迎えに行くから!』
自分、凄く動揺しましたよ。「戻る」「別れる」だけの結論しかないと思ってましたから。
ところが、突然、戻ると言いながら、泣いてる様子は、自分に向けた涙ではなく、梨華自身に何かが起きた!と、すぐに解りましたからね。
迎えに行くと、ドラマのように飛びついて泣くとかじゃなく、自分の顔すら見ないで、下を向いたまま……。
とにかく、タクシーで、家に連れ帰りました。
音沙汰が無くなって半年近く経ったある日、知らない番号から携帯が鳴って……
『もしもし…?』
『あたし…梨華…』
『梨華…』
『ねぇ…戻ってもいい?』
『当たり前じゃないか!梨華?泣いてるのか?どこだ、どこにいる?迎えに行くから!』
自分、凄く動揺しましたよ。「戻る」「別れる」だけの結論しかないと思ってましたから。
ところが、突然、戻ると言いながら、泣いてる様子は、自分に向けた涙ではなく、梨華自身に何かが起きた!と、すぐに解りましたからね。
迎えに行くと、ドラマのように飛びついて泣くとかじゃなく、自分の顔すら見ないで、下を向いたまま……。
とにかく、タクシーで、家に連れ帰りました。