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『うぅ』としか鳴けない
第25章 プライベート〜妊婦調教〜
夜には、親子3人水入らず、ゆっくりと食卓を囲んだ。


『見る?』

母が灯子のアルバムを持ってきた。

『まあ!懐かしい!見るわ。』

母の妊婦姿から始まるアルバムは、灯子のこれまでが、コメントと共に張り巡らされていた。

ビデオの映像より、ある意味、味わい深い。

『私、こんなに愛されて育ったのね。』

『そうね、そしてあなたは自分から卒業していったのよ……悲しかったわ……』

『酷い出方をしてしまったのよね…私。』

『でもね、それでよかったのよ。結果、泣くことになってもあなたの人生。』

『ところが、とっても幸せなのよね〜(笑)』

『一番嬉しいことよ。よかったわね、素敵な方と出逢えて。』

『ええ。お父様、お母様、感謝してるわ。』


ひとしきり、思い出話に耽り、翌日灯子は帰って行った。




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