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『先生』
第1章 現在
講師のバイトを始めて1週間。
週に3回入っているコマ数も
だんだん緊張しなくなってきた。
はぁ~
思ったより疲れるわ。
「田島?」
そんな時、後ろから呼ばれた。
「わ!佐瀬先生?」
ほとんどが知らない先生の中、
声をかけてきたのは
中3の1年間、数学を教わった佐瀬先生だった。
「おぉ~!本当に田島だ!
横溝先生から、あの田島が講師のバイトに来てるって聞いてたんだよ!
聞いてなかったら、わからなかったなぁ~」
5年前とまったく変わらない佐瀬先生。
佐瀬先生は5年前の私の憧れだった。
先生に褒めてほしくて
先生に私を覚えてほしくて
ひたすら勉強を頑張ったんだな。
そんな5年前の私を思い出して笑った。
週に3回入っているコマ数も
だんだん緊張しなくなってきた。
はぁ~
思ったより疲れるわ。
「田島?」
そんな時、後ろから呼ばれた。
「わ!佐瀬先生?」
ほとんどが知らない先生の中、
声をかけてきたのは
中3の1年間、数学を教わった佐瀬先生だった。
「おぉ~!本当に田島だ!
横溝先生から、あの田島が講師のバイトに来てるって聞いてたんだよ!
聞いてなかったら、わからなかったなぁ~」
5年前とまったく変わらない佐瀬先生。
佐瀬先生は5年前の私の憧れだった。
先生に褒めてほしくて
先生に私を覚えてほしくて
ひたすら勉強を頑張ったんだな。
そんな5年前の私を思い出して笑った。