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激愛~彼の瞳に射貫かれて~
第17章 第四話【花笑み】 《其の参》
 美空の姿を認めると、二人はその場に平伏した。
「御客会釈矢代に逢いたい」
 ただひと言告げ、そのまま部屋に入ろうとすると、一人がさっとその前に立ちはだかった。
「なりませぬ。たとえ御台さまであらせられようと、上からのお達しにより、何人なりともここには入れてはならぬと命じられております」
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