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激愛~彼の瞳に射貫かれて~
第4章 《其の参》
「俺はお前にこんなにも苦労をさせているんだな。何が守ってやるだ、口でばかりたいそうなことを言って、笑わせるぜ。男として自分で自分が情けねえや」
 美空は淡く微笑んだ。
「良いの、私には、あなたがずっと傍にいて、あなたの顔をこうして毎日見ていられる―そのことがいちばんの幸せなんだから。だから、そんなに哀しい顔をしないで。あなたにはいつも笑っていて欲しい。あなたが哀しそうな顔をすれば、私までが哀しくなってしまうから」
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